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agrizm No.24  和草 nikogusaさん

2023年12月02日

 

大阪から三和町に移住した和草(nikogusa)の芦田泰子さんは、2年間の研修を経て、この春から独立し、新規就農した。4〜5年程前から本格的に田舎暮らしを思い描いていたが、まずはどこに移住するかという事だった。ご主人が京都出身だった事で、京都の田舎へ住みたいと探していた。そんな時、三和町にある丹波の里ひぐち農園さんで働きながら農業の勉強ができる事を知り移住を決意。その後、自分の理想とする古民家に出会った。

過去には、田舎に住みたい夢を実現させるべく下準備のため、農業関係の仕事もしてきた。料理が好きだった事も移住のきっかけだったという。

昔から味噌作りをしてきた泰子さんは、大豆から育ててみたいと思うようになった。「味噌を仕込むの難しそうって言われるけど簡単ですよ!」と、丁寧な暮らしを楽しんでいる。それでも、育てたい作物が思うように育たなかった時や全滅して落ち込んでしまう時もあった。「完璧じゃないと気が済まない性格で、黙々と作業していると悩んでしまう。自然が相手だと、毎年同じように育つとは限らない。今年失敗すると、同じ作物を育てるのに来シーズンまで待たないといけない事もある。」と『農業』によって精神面でも鍛えられているという泰子さん。知り合いのいない場所に移住してきた泰子さんにとって、何でも相談でき、心強いゆらジェンヌのメンバーと共にイベントにもどんどん参加している。

「マルシェに出ると、その間農作業はできないけど、お客さんの顔が見られるのは嬉しい。料理が好きだから、オススメの野菜や私が美味しいと思う食べ方を直接会話できるマルシェが大好き」と話す目はキラキラと輝いていた。