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agrizm No.9 ともときファーム丹波さん

2023年11月09日

ともときファームの「ともとき」は共に時を過ごす仲間という意味が込められ、生きる上で必要不可欠な食をテーマに健康で健全な社会づくりを目指し、化学肥料や動物性肥料を使わないオーガニック農業で作物を育てている。その中の一つで太陽の熱と微生物の発酵熱を利用した「太陽熱養生処理」は、土壌が高温になる事により病気・害虫・雑草を抑制する効果があり、土もフカフカで野菜の根の張りも良くなるのだという。

定期的に農業体験を開催し、週末になると大阪や名古屋など各地から子ども連れの家族が集まり農業を楽しむ人達で賑わう。土に触れ、とれたての野菜にかぶりつく。都会から離れ、普段の生活とは全く違う自然の中で過ごす贅沢な時間だ。勿論、化学肥料や農薬不使用のため育つ作物の形も様々だが色は濃く、味わい深い野菜が育つ。

立松さんは、オーガニック栄養士としても活躍し、幼稚園などへ食育セミナーに出向き『見て・触って・食べる』五感で感じられる工夫をし、幅広い年代に食の大切さを伝える活動を行なっている。ビタミン・ミネラル豊富なケールをパウダー状に加工した商品も販売し、料理に使いやすいとリピーターも多く、体質改善に良いと定期購入する人も増えているようだ。「消費者にもっとオーガニック農業を知ってもらって、選択肢の一つとして手にしてもらえたら嬉しい。」と話す立松さん。今後の活動にも注目したい。