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agrizm No.31 綾彩 あやや

2023年12月09日

綾部市有岡町で新規就農し、万願寺とうがらしとえび芋を栽培している綾彩の隆太朗さん。以前は、広島で花の苗を栽培する仕事に携わっていたこともあり、花が好きでいずれは花の栽培も再開したいという。「自分は飽き性だけど農業に関しては一度も辛いとか辞めたいと思ったことがない。天職だと思っている」という隆太朗さんは本当に楽しそうだ。ハウスが3棟あり、今シーズンの万願寺とうがらしの収量は約6トンほどになった。

農家としての収入も確保しながらいろんなことにチャレンジして行きたいという。その一つが「アクアポニックス」聞きなれない言葉だが、SDGsやサスティナブルといった地球環境を崩すことなく自然に配慮した取り組みが進む中、今世界で注目されている農業だ。水中で野菜を栽培しながら魚も養殖する。魚のフンが水中のバクテリアによって栄養素に分解され植物が育つ。また、育つ野菜は、ろ過の役割を果たし浄化され、水質も保たれるという。尚且つ、養殖した魚も出荷できるのだ。しかし、そんな簡単な話ではないという。設備投資が必要なこともあり、まずはしっかりとした軸を持つため、来期は栽培拡大に向け、もう一棟ハウスを増やす予定だ。

また、今年は落花生の栽培にも挑戦した。日本で販売されている落花生のほとんどが乾燥された輸入品、生で国産というのは出回る数も少ないため高級品だ。落花生は、土の中で育つため収穫後、網目にびっしりと付いた泥を落とす作業に追われる。「専門農家なら機械で洗えるが手作業のため大変だった」という。

今後も、万願寺とうがらしでしっかりとした収入が得られる自信を持ち、次は何ができるか、どうすれば効率よく栽培できるだろうかと考え、実行しようと奮闘している隆太朗さん。その姿は、遥か先を見据えているようだった。今後の活躍が楽しみだ。