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agrizm No.18 2525農園さん

2023年11月24日

福知山市三和町で新規就農し、ご夫婦で万願寺とうがらしと京都大納言小豆を栽培している2525農園さん。 ご主人は徳島出身、奥様は大阪で看護師として働いていたが、農業がしたいというご主人の夢を叶えるため移住を決意。三和町川合地区のお試し住宅で一年間、田舎暮らしを体験し、ここでの暮らしを決めた。
農業を始めた頃、トンネル栽培でビニールを緩く止めてしまい、春先の強風で片方から舞い上がり、今にも飛んで行きそうに…。必死でビニールを抑えていたところ、近くに農園のあるSeasonさん(8月号掲載)が、その様子を見て助けに来てくれたという。周りの方々の優しさにたくさん支えられたと話すご主人。徐々に軌道にのり始め、今年はハウスを三棟建て、昨年まで露地栽培をしていた万願寺とうがらしをハウス栽培に変更。収穫量が一気に増えた。また、京都大納言小豆の栽培にも力を入れ、昨年は、売れ行きも好調だった。丹波霧が発生するこの場所だからこそ美味しい小豆が育つ。口当たりがよく風味豊かで、甘みが強いのが特徴の京都大納言小豆は、高級和菓子にも使われている。「購入された方から赤い宝石だと言っていただけたのが嬉しい」と奥様。機械に頼らず手作業・手選別にこだわり、手間はかかるが、その分ロスを最小限に抑えることができる。ひとつひとつ丁寧に選別された小豆は、11月中旬ごろから、食べチョクやポケットマルシェなどネット販売で購入する事ができる。また、11月中旬から12月ごろまでは小豆の収穫体験を開催する予定だ。詳細はインスタグラムで告知する。
「まだ手がつけられていない場所があり、今後はそこにハウスを二棟立てる予定。まだまだこれから!」と力強く、そして楽しそうに語ってくれた。